紫外線が及ぼす怖い病気とは
紫外線を沢山あびることは皮膚がんになる恐れがありますが、じつは紫外線が体に及ぼす影響とはそれだけではありません。
皮膚がんにも種類がある!
紫外線を浴びると皮膚がんを招くと何もいっていますが、皮膚がんにも種類があります。
ひとつは、もっとも悪性があると恐れられている「悪性黒色腫」。
メラノーマといわれる色素細胞のがんで、腫瘍部がメラニン色素によってくろくなるだけではなく、そのまわりに褐色のシミができることもあります。
主にこのがんが発生しやすいのは、日焼けをしやすい白色人種です。
皮膚がん死者の約8割がこのメラノーマによります。
ふたつめの「基底細胞がん」は、おもにお年寄りに発症しやすいがんです。
メラノーマ同様、腫瘍部が黒色調に変わりますがほとんど転移せず死亡も稀。
しかし、皮膚の下にある筋肉や骨にまでがん細胞が侵入すると恐れられています。
今後、オゾン層が薄くなり紫外線対策が重要になる中で高齢化社会の波もやってきますから、
このがんの発症が増えるのではとかんがえられています。
そしてみっつめが「有棘(ゆうきょく)細胞がん」。
暗紅色のかたいシコリや潰瘍ができる皮膚がんです。
前出のがんの中間くらいの悪性度で、リンパや他の臓器に転移することも。
皮膚がんの予防には?
皮膚がんを予防するのに最も大切なことは、なんといっても「紫外線をさけること」。
つまり日焼けをしないことなのです。
幼少期のころからたくさんの日焼けを繰り返していると、皮膚の老化が加速するうえ、皮膚がんの発生率も高くなります。
そして、表面できるがんを発見しやすい程度に皮膚を清潔にしておくことです。
皮膚がんだけじゃない!「目」にも悪影響の紫外線
UVカット加工が施されているサングラスやメガネのレンズが出回っているのをみても分かるとおり、紫外線は、目にも悪影響をおよぼします。
どんな病気かというと、高齢者が発症しやすい「白内障」です。
眼球の水晶体がにごって視力が衰えたり目に失明をもたらすこともあります。
白内障による失明者のうち、2%が紫外線による失明だといわれています。
なかでも、紫外線の弱い北欧では少なく、わりと紫外線が強い高地のネパールやチベットに住む人々に多いことが分かっているので、紫外線と白内障の因果関係は明らかだといえます。
紫外線は「感染症」を増加に……
紫外線は、皮膚や目だけではない、人体そのものへ強い影響があるようです。
国連環境計画(UNSP)による1994年の報告によれば、紫外線は免疫力を低下させ、感染症などの病気にもかかりやすくなるというのです。
皮膚は、ただ体の外側にあるのではなく、外からの侵入物に抵抗するという重要な役割をもっています。
ですから、何らかの侵入があると、それに対抗する力をもっているのです。
しかし紫外線を浴びたことで免疫力が低下すると、対抗できる力がありません。
そして感染症にかかりやすい状況が整ってしまいます。
これらの免疫力の低下は、皮膚のメラニン色素が薄い濃いに関係ないといいますから、みなに影響を及ぼすのです。





